プログラミング無料学習サイト18選【有料級の充実度】
プログラミングを無料で学べるサイトはない?
子供向けのプログラミング学習サイトは?
ゲームをしながらプログラミングを学べるサイトはある?
無料で利用できるプログラミングスクールはない?
プログラミングも英語も勉強できるサイトは?
この記事を書いているボクは、社会人になってから未経験からプログラミングを習得し、今では創薬AI (人工知能) に関する特許収入も定期的に入ってくるようになりました。
仕事の自動化や就職・転職などに有利なプログラミングスキルですが、初心者から始められるプログラミング学習サイトがいろいろあります。
今回の記事は、国内のプログラミング学習サイト、子供向けのプログラミング学習サイト、ゲームをしながら学べるサイト、そして英語力も同時に身につく海外のプログラミング学習サイトを一挙にまとめました。
ここまでのボリュームをまとめている記事は他にありません。
無料で始められるサイトばかりですので、これからの時代に必須教養になるプログラミングを効率よく学んで人生に活かしていきましょう。
それではどうぞご覧ください。
タップできる目次
王道のプログラミング無料学習サイト
まずはとても有名なプログラミング学習サイトを紹介します。
それぞれ解説します。
手軽に学習開始できるProgate(プロゲート)
Progateの最も大きな特徴はなんと言ってもその手軽さです。
何の準備もせずにいきなりプログラミング学習ができます。
初学者の最初の難問である、開発環境構築やコンソールといったつまづきやすいポイントを一切排除し、プログラミングの楽しさがすぐに分かる遊び心も満載です。
もともと東大工学部の学生によって開発されたProgateは、ユーザー数140万人(2020年時点)を超えており、プログラミング学習の最も有名なサイトの1つです。
2,3分で読めるイラスト中心のスライドを読み進めていきながら、実際にブラウザ上でコーディングというスタイルです。
エラーは日本語で表示してくれるため、何をなぜ間違えたのかすぐに知ることができます。
たくさんの言語に対応しているし、「初級」「中級」「上級」というレベルにも区分けされています。
手軽な分、プログラミングの難しい部分や煩雑なところはあまり触らないので、より仕事に役立つようなスキルを身に着けたい場合は他の学習サービスも平行して使ってみると良いでしょう。
無料コースでは、基礎レベルの18レッスンの受講ができ、さらに月額980円の有料コースは79レッスン全てのカリキュラムを視聴可能です。
詳しくはProgate公式サイトに書かれています。
プログラミングを3分動画で学べるドットインストール
プログラミングを動画で学びたいなら、ドットインストールが有名です。
「3分間でマスターする初心者向けプログラミング学習サイト」というコンセプト通り、レッスンを全てYouTubeを使って無料でみることができます。
学習の範囲・種類が豊富にあり、6000本以上の動画が公開されています。
ドットインストールは会員登録しなくても利用することができますし、月額980円の有料コースでは中上級者向けのプレミアム動画が視聴可能できます。
1つ3分で見ることができ、スマホアプリもあるので、すき間時間に学ぶことができます。
詳細はドットインストール公式サイトをご覧ください。
就活にも使えるpaizaラーニング
paizaラーニングの特徴は、成果を就活にも使えることです。
約3分の動画を見ながら実際にウェブサイトにコードを打つスタイルで、すでに紹介したProgateとドットインストールの中間、といった感じです。
Paizaはプログラミングの問題を解くことでランクD〜Sの5段階評価の結果が出て、その結果や自作したコードをもとに提携企業に応募可能という特徴があります。
一番上のクラスだと、最終選考から開始というIT系の会社も複数あります。
初めてエンジニアに就職したいという方には特に向いていますが、その場合はある程度勉強した後に力試しとして企業にPRするつもりで使うことをおすすめします。
学習したスキルを早速仕事で生かしたいと思っている方に特に魅力的なpaizaラーニング公式サイトはこちらです。
Rubyを徹底的に学ぶならミニツク
ミニツクはプログラミング言語Rubyの学習に特化したサイトで、Rubyの民間資格でもあるRuby技術者認定試験(Silver)の対策ができるという特徴もあります。
すべて無料で資格の対策までできるため、非常に魅力的な学習サイトです。
コース、ドリル、演習編という3つコースがありますが、演習編はかなりレベルが上がり、これを完全に理解できるとRubyに関しては実践面で十分なレベルを持つと言えるでしょう。
ただ、自分のブラウザ上でコーディングはできないため、環境構築が必要となってしまいます。
Rubyは食べログやクックパッド、Airbnbなどのサービスにも使われており、こういったWebサービスを作りたい方にミニツクはおすすめです。
Pythonに特化した学習サイトPyQ (パイキュー)
人気プログラミング言語Pythonに特化した学習サイトがPyQです。
入門レベルから中級レベルまで対応しており、ブラウザ上でコードを書くと自動で判定し改善するためのアドバイスもしてもらえます。
人工知能やIoT、ロボット、データサイエンス領域に興味があればPyQを使うといいでしょう。
マネして学べるCyllabus (シラバス)
シラバスはWebサイトを作ってみたいという人におすすめです。
HTMLやCSS・JQueryなどの学習を通して、レスポンシブな(閲覧者の端末に対応した)デザインの実現を目標としています。
プログラミングだけでなく、illustratorやPhotoshopといったデザインソフトの基本や、サイト公開に必要なレンタルサーバーの知識など、総合的に学ぶことができます。
「マネして学べる」をコンセプトにしていて、シラバスを見ながら自分のパソコンでマネしていくような学習スタイルです。
詳しくはシラバス公式サイトをご覧ください。
穴埋め形式で学習するCODEPREP(コードプレップ)
CODEPREPは穴埋め形式で学習をし、アウトプットをしながらプログラミングを学ぶサイトです。
ブラウザ上で完結するので環境構築の手間も省け。最初から最後まで完全無料で学習できます
最初に紹介したProgateに少し似ていますが、学べる言語が多い分、穴埋めなので1からコードを書くわけではないというデメリットもあります。
実践編では実際にWebアプリを完成させるところまでできます。
詳細はCODEPREP公式サイトに書かれています。
【捕捉】プログラミングを学習できるアプリもある
Swift Play Groundsは、iOSアプリ・macOSアプリを作るための言語SwiftをiPad上で学べる学習用アプリです。
準備も特に必要なく、アプリをiPadにインストールすれば準備完了です。
Swiftを使って簡単なパズルを解きながら基本をマスターでき、Swift Playgroundsでロボットやドローンを操作するところまで学べます。
※ Swift Play Grounds公式サイト (外部サイト)
ゲーム感覚でプログラミングを学べるサイト
ゲームをやっているかのような、楽しみながらプログラミングが学べるものもあります。
ディズニーの世界でプログラミングを学べるテクノロジア魔法学校
テクノロジア魔法学校はディズニーを使ってWebデザイン・ゲーム制作・メディアアートが学べるサイトで、魔法学校におけるストーリー形式になっており、先が気になってどんどん学習が進みます。
もちろん、内容についてもプログラミング教育事業を手掛けるライフイズテック社が運営しているのでしっかりしたものになっています。
詳しくはテクノロジア魔法学校公式ページに書かれています。
猿を動かして学ぶCodeMonkey(コードモンキー)
コードモンキーは、サルのキャラクター (モンタ)をプログラムで動かし、バナナを集めるゲームです。
自分で書いたコードがどう動くかをすぐ知ることができます。
意外と頭を使わないとクリアできないですが、学習教材として世界中で導入されており、小学生以上であれば視覚的に楽しみながらプログラミングを身につけることができます。
RPG風に学ぶCODE COMBAT(コードコンバット)
CODE COMBATの特徴はRPGゲームであることです。
PythonやJavaScriptといったスクリプト言語を手入力し、主人公の移動・攻撃などを行います。
ちょっと難しそうですが、コード例が表示され正しいと思うものを選ぶスタイルであり、ヒントも充実しています。
一部英語になってしまうのがやや残念ですが、一度プログラミング学習に挫折してしまった人にCODE COMBATはおすすめです。
コードガールこれくしょん
コードガールこれくしょんの特徴は「キャラクターとプログラミングを学べる」ことです。
萌え系の絵がたくさんあるものの、ITエンジニアに特化した学習サービスを提供するpaizaが運営しているので、内容そのものはクオリティが担保されています。
ストーリー仕立てになっていて、ソーシャルゲームをしている感覚で勉強ができます。
詳しくはコードガールこれくしょん公式サイトをご覧ください。
ゲームを作るゲームcode.9leap(コードナインリープ)
code.9leapは、ゲーム感覚のチュートリアルを通してゲームを作っていくサイトです。
お手本として提供されたコードを自分で改変することで、オリジナルゲームも開発できます。
自作ゲームも投稿でき、小学生以上25歳以下の方向けのコンテストで最優秀賞に選ばれると、世界最大のゲーム開発者会議「Game Developers Conference」への視察旅行がプレゼントされます。
詳細はcode.9leap公式サイトに書かれています。
子供・小学生向けのプログラミング学習サイト
視覚的なプログラミングを学ぶViscuit (ビスケット)
Viscuitとは、自分で描いた絵をもとにプログラミングをするサイトで、文字が読めない未就学児でも楽しむことができます。
ホームページにはわかりやすいチュートリアル動画があり、簡単に始めることができます。
詳しくはViscuit公式サイトをご覧ください。
プログラミング言語Scratchの動画教材progra! (プログラ)
Proga!は、世界的に人気の高いScratchという言語を学ぶことができる小中学生向けのサービスです。
基本的な計算やアルゴリズムを、穴埋め形式で勉強していくことができますし、スマホからでも隙間時間に学習できるように工夫されています。
詳しくはProga!の公式サイトをご覧ください。
プログラミング無料学習サイトのメリットとデメリット
たくさんの無料学習サイトを紹介してきましたが、ここでメリットとデメリットを簡単にまとめておきます。
プログラミング無料学習サイトのメリット
プログラミング学習サイトのメリットは主に3つです。
- 無料で気軽に始められる
- 基礎知識がまとまっている
- 自分に合わせた学習スタイルが選べる
少し補足します。
メリット①:無料で気軽に始められる
1つ目は、無料で気軽に始められることです。
まずは触れてみないことにはプログラミングは永遠に身につきませんし、向き・不向きも分かりません。
「なんか面白そうだからやってみよう」という最初はライトな感覚で始めることができるのは一番のメリットです。
メリット②:基礎知識がまとまっている
無料だからといって品質が低いわけではありません。
むしろ、ある程度決められたカリキュラムが組まれていて、汎用的に使える基礎中の基礎についてはそのサイトだけで完結するように情報がしっかりまとめられています。
メリット③:自分に合わせた学習スタイルが選べる
動画を見るのが好きな人、実際にコードを打ち込みたい人、あるいはディズニーやRPGなど何かのストーリーに沿ってやりたい人。
学習方法は人それぞれで、ここで紹介したサービスは独自のコンテンツを打ち出しています。
自分にあう学習方法はきっと見つかるはずです。
プログラミング無料学習サイトのデメリット
反対にプログラミング学習サイトには弱点もあります。
- 挫折しやすい
- 無料プランだと全部は使えない
- 仕事で使えるレベルまでは身につかない
これらは重要な項目ですのでしっかり解説しますね。
弱点①:挫折しやすい
プログラミング学習は挫折しやすいと言われています。
特に最初の頃はよく分からないことだらけで、自分では正しくやったつもりでもなかなか目的の動きをしてくれません。
エラーを解決するのも時間がかかってしまい、プログラミング学習経験者の実に8割以上の方が挫折したことがあるというデータもあります。
学習サイトは基本的に誰も監視してくれる人がいないので、つい簡単に諦めがちです。
弱点②:無料プランのままだと全部は使えない (ことが多い)
無料プログラミング学習サイトの多くは、無料で学べる範囲は一部分だけです。
勉強を進めていく途中で、有料でないと利用できなくなる時が来ます。
もちろん有料サービスも良心的な価格設定で高品質な内容なので問題ないのですが、「最初から最後まで完全無料」だと思っていると学習サイトに不信感が募ってしまいます。
正当なサービスには、その対価を支払う。
これはことでも必要であり、ネットサービスであっても例外ではありません。
そのことを分かった上で使う分には、とてもいいサイトばかりです。
弱点③:仕事で使えるレベルまでは身につかない
プログラミングができると、就職・転職で有利ですし、そうでなくても本業以外に副収入を得ることが簡単にできます。
ただ、プログラミング学習サイトだけでそのレベルに到達することはありません。
最初のきっかけとしてはいいものの、実用レベルに到達するには自分でさらに勉強する必要があります。
特に、忙しい社会人にとってなかなか時間が取れないのは事実で、そんなときにはプログラミングスクールでプロに教えてもらうことで大幅な時短ができます。
ボクもTechAcademyというオンラインプログラミングスクールで学び、ゼロから3ヶ月でプログラミングで毎月数十万円の副収入が入ってくるレベルまで到達しました。
無料体験できるプログラミングスクールもいろいろありますので、「仕事で使えるレベル」を目標にしている方はプログラミングスクールは無料体験から始めよう【12個解説】も合わせてお読みください。
実用レベルのプログラミングスキルは、人生を大きく変える可能性を秘めています (体験談)。
英語OKな人向けの海外サイト
この記事の最後に、英語でプログラミングを学べるサイトを紹介します。
世界5000万人が利用するCodecademy(コードアカデミー)
プログラミング学習サービスの先駆けがCodecademyです。
特に開発環境を用意しなくても始められ、「キャリアパス、スキルパス、単発スキル」など目指している目標に合わせた学習コースが多彩です。
プログラミング入門者だけでなく、上級者向けの難易度の講座も幅広く用意されています。
基本的に無料で使えますが、個別サポートを受けられるプロコース (月額19.99ドル)もあります。
詳しくはCodecademy公式サイトをご覧ください。
非営利団体が運営するKhan Academy(カーンアカデミー)
Khan Academyは最初から最後まで完全無料で動画学習サイトです。
さまざまな分野の1万以上の動画が網羅されているだけでなく、ブラウザ上で演習問題を解くことができます。
ボランティアによって日本語の字幕がついているものもありますが、多くの講座は英語になります。
アメリカではとても有名な学習サイトであり内容もかなり充実しているので、英語力がある方はKhan Academyも有力な選択肢の1つです。
シリコンバレーの本格授業が受けられるUdacity(ユダシティ)
オンライン動作学習サイトUDACITYはGoogle、Facebook、NVDIAなどの一流企業と共同開発した高品質な学習サイトとして有名です。
シリコンバレーで活躍する技術者の動画を見ることができ、初心者レベルから少し踏み込んだレベルを学びたい人にぴったりです。
受講無料で100時間を超える授業もあり、Udacityではとても濃い内容を学ぶことができます。
プログラミングに特化したオンライン学習サイトSoloLearn(ソロラーン)
SoloLearnは プログラミングに特化したオンライン学習サイトです。
テキストを読んで、演習問題を解きながら習得するスタイルです。
出題される問題は選択式・穴埋め・並べ替え・自由記載など、多岐にわたります。
詳しくはSoloLearn公式ページをご覧ください。
【おすすめのプログラミング無料学習サイト18選】まとめ
今回の内容を簡単にまとめます。
- 総合的にはProgateがイチオシ
- 小学生向けプログラミングサイトの代表例はProgra!
- ゲームをしながら学べるサイト (テクノロジア魔法学校など)もある
- 英語もプログラミングも学べるのはCodeacademyなどが有名
- 無料サイトはあくまで最初のきっかけづくり
プログラミングで人生の可能性を広げましょう。
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