プログラミング言語人気ランキング【初心者必見! 2021年最新版】
初心者向けの難易度の低いプログラミング言語は?
高年収のプログラミング言語はどれ?
プログラミング言語ランキングってどうやって調べればいいの?
プログラミング言語の選び方は?
プログラミング言語の効率の良い学び方と収入アップにつながった例を知りたい
この記事を書いているボクは、社会人になってからプログラミングスキルを身につけ、収入大幅アップにつながりました。
これからプログラミングを勉強するなら、なるべく負担がかからず、かつ求人も多く収入につながりやすいプログラミング言語を選びたいですよね。
今回の記事は、プログラミングの初心者・初級者の方を対象にした、プログラミング言語ランキングの最新版です。
これを読むことで、どのプログラミング言語がいいのか、効率のよい学び方は何かといった疑問に答えを出すことができます。
それではどうぞご覧ください。
タップできる目次
プログラミング言語難易度ランキング
プログラミングを学習する前に最初に知っておいてほしいのは、プログラミング言語によって習得難易度が大きく異なるということです。
プログラミング初心者にとって、まずは学習しやすめの言語から選ぶといいでしょう。
なぜなら、いきなりC++など習得難易度の高い言語を選び挫折してしまう方をいろいろ見てきたからです。
プログラミング言語には、大きく書いたコードをすぐに実行できるスクリプト言語と、いったんコンピューターが理解できる形式に変換 (コンパイル) して実行するコンパイラ言語があります。
コンパイラ言語の方が「コンピューターにより近い」ので実行速度は速くなることが多いですが、初めての方は実行しやすいスクリプト言語の方が取り組みやすいです。
あくまでボクの考えですが、初心者にとっての習得難易度はこのようになります。
- レベル1 (小学生にも分かりやすい): Scratch
- レベル2 (易しい): HTML/CSS
- レベル3 (易しめ): JavaScript, PHP, Swift
- レベル4 (やや易しめ): Ruby, Python, Kotlin, Go
- ~超えられない壁~
- レベル5 (やや難しめ): Java
- レベル6 (難しい): C, C#
- レベル7 (最高難易度): C++
まずは「超えられない壁」の手前の言語から選ぶのがいいでしょう。
プログラミング言語年収ランキング
次に年収ランキングです。
大手求人会社ビズリーチが運営する「スタンバイ」が発表したランキングです。スタンバイに掲載されている正社員の求人情報を対象に、各プログラミング言語のスキルを持つ人への求人情報の年収中央値を集計しています。
- 1位: 600万円 (Go)
- 2位: 600万円 (Scala)
- 3位: 575万円 (Python)
- 4位: 575万円 (Kotlin)
- 5位: 575万円 (TypeScript)
- 6位: 575万円 (R)
- 7位: 550万円 (Ruby)
- 8位: 550万円 (Swift)
- 9位: 525万円 (Perl)
- 10位: 525万円 (C)
やや統計が古いのですが、各プログラミング言語を扱える人の平均的な年収がわかり、どのプログラミング言語を習得すれば良いか1つの参考になります。
日本人労働者の平均年収は436万円なので、プログラミングスキルを持っていると高収入が期待できることが分かります。
※参考: 国税庁の民間給与実態統計調査
それぞれの言語の特徴は、プログラミング言語の種類と特徴まとめ 【違いを徹底解説】にまとめているのでどうぞ。
初心者向けおすすめプログラミング言語4選とその理由
特に作りたいものが明確に決まっているわけではないけどプログラミングを勉強したいという方にオススメの言語と理由を紹介します。
これから学ぶ初心者にオススメのプログラミング言語は4つだけ
初心者の方は、年収の観点というよりは「ニーズの高いプログラミング言語」や「年のITトレンドとマッチしているプログラミング言語」を選ぶといいでしょう。
例えば、レバテックキャリアという転職サービスが公開する求人件数を見てみると、最も多いのがJava、次いでPHP、JavaScript、Python、Rubyの順になっています。
このうち、最も多いJavaは難易度ランキングで紹介した「越えられない壁」の向こう側なので、初心者が手を出すと挫折しがちです。
そのためプログラミング初心者の方がこれから選ぶのであれば、次の4つのうちのどれかから始めるのがいいです。
それぞれ何ができるのかを解説しますね。
Python (パイソン)
個人的なイチオシはPythonで、技術の発展が目覚ましいAIやIoTなどで広く使われているというのがその最大の理由です。
これからもまだこれらの分野は伸びていくでしょうから、今から自分に投資して勉強すれば必ず元がとれます。
Googleの三大言語(C++、Java、Python)の1つでもあり、世界的に人気が高まっています。
Pythonでできることの代表例は
- AI/機械学習
- Webサービス開発
- ソフトウェア開発
- IoTのシステム開発
- 統計・データ分析・科学計算
- ブロックチェーン (仮想通貨)
- ロボット開発
など多岐にわたり、オールマイティー言語と言えるでしょう。
JavaScript (ジャバスクリプト)
JavaScriptはWebサイトに動きをつける言語として1990年代からありますが、近年ではスマホアプリの開発など多様なことができるようになりました。
具体的にJavaScriptでできることとして、
- Webページに動きをつける
- ゲーム開発
- スマホアプリ開発
などがあります。
Googleも力を入れていて、プログラミング初心者向けのJavaScript学習アプリGrasshopperを公開しています。
年現在の求人数もかなり多く、これからもしばらくは廃れにくい言語と言えます。
PHP (ピーエイチピー)
とても簡単にWebサイトの運営ができるWordPressは、全世界のサイトの半分くらいに使われています。
そのWordPressのカスタマイズをする上では、PHPの知識は不可欠です。
大手企業は別かもですが、中小企業の場合はWordPressで自社サイトを運営していることも多く、そのため安定した求人数を誇ります。
易しめの習得難易度でありながら求人数は多いので、一度身につければ今後しばらくは大丈夫でしょう。
Ruby (ルビー)
ここで紹介する言語の中で、唯一Rubyは国産の言語です。
もともと書きやすく読みやすい言語ですが、日本語の情報が豊富にあるので困った時にもすぐに調べることができます。
Ruby on Railsというフレームワーク (枠組み) を使うと、複雑なWebサイトも比較的簡単に作ることができ、世界的なSNSであるTwitterや、月額課金型動画ストリーミングサービスのhulu、国内最大級のレシピサイトクックパッドなどにもRubyは使われていました。
他にも、
- スマホアプリ開発
- 業務ソフト開発
も可能です。
作りたいものにあったプログラミング言語の選び方
作りたいものが決まっているならば、それに適した言語があります。
まとめると
- Webサイト: HTML(必須)・CSS(必須)・JavaScript
- ユーザーによって表示が変わるWebサイト: HTML(必須)・CSS(必須)・JavaScript(必須)・PHP・Java・Ruby
- Androidアプリ: Java(必須)・C#
- iPhoneアプリ: Swift(必須)
- 機械学習・人工知能: Python(必須)・R
- IoT: Python(必須)・Java
- システム開発: C(必須)・C++・C#
といったところです。
なお、必ずプログラミングに詳しい人に作りたいものを説明し、その言語でできそうか質問することをおすすめします。
もしそういう人が周りにいない場合には、侍エンジニア塾やTECH CAMPの無料相談サービスが便利で、プロの方にタダでアドバイスがもらえます。
プログラミングスキルを身につけ稼ぐ方法 【体験談あり】
ボクは社会人になってからプログラミングスキルを身につけたのですが、社会人だとなかなかプログラミングを勉強する時間も (学生時代よりは) 取れないですよね。
時間が限られる中で効率よく短期間でスキルを身につけるには、オンラインプログラミングスクールに通ってプロに習うのが一番です。
最低限の仕事も在宅ワークで可能というレベルに到達するには独学の場合はおよそ500時間くらい必要ですが、効率よく学べるプログラミングスクールなら200時間ほどでその水準に達します。
確かにスクールはお金がかかりますが、時給 x 浮いた300時間の労働を考えれば、はるかにコスパがよいですし、ボクもTechAcademyというオンラインスクールで学びました。
※参考: プログラミングスクールTechAcademyの評判と受講した体験談
その後は在宅プログラミング副業をしたのですが、これも簡単に探すことができます。例えば、
などでたくさんの在宅求人が出ています。
簡単なもので「Webサイトを開設してほしい」というものからあり、これで相場は3~5万円ほどです。
ちょっとしたツールを作ってほしいというものだと10万円を越えてきますが、実はそれほど難しくありません。
プログラミングスクールの課題の方がずっと難しいので。
ボクはこういうので実績を積みつつ勉強も継続して、創薬に関する人工知能を開発し特許をとるに至りました。
現在は製薬会社からの特許収入が入っているのでプログラミング副業はやめてしまいましたが、時代にあうプログラミング言語をその道のプロのもとで効率的に学んだから大きなリターンを得ることができました。
プログラミング言語の未来の流行を予測するシンプルな方法
プログラミング言語の流行を予測するのは難しいですが、「国内の」予測と限定すればとてもシンプルな方法があります。
それは「海外の」流行を調べることです。
残念ながらプログラミングにおいて日本は世界最先端ではなく、流行はまず欧米で作られ、それが数年遅れで日本に反映されています。
そのため、日本でのプログラミング市場を予測したければ、現状の欧米の状況を知るのが最も近道です。
例えば、
といったプログラミング言語ランキングが有名です。
こういった海外の流行を眺めていれば、日本で近未来にくるブームに乗り遅れることはないでしょう。
【プログラミング言語人気ランキング】まとめ
今回の内容を簡単にまとめます。
- これから勉強するならPython, JavaScript, PHPあたりがおすすめ
- 年収が最も高いのはGooleが開発したGo言語
- 年収だけでなく学習難易度や求人数を考慮して選ぶ
- 社会人のプログラミング学習は時間効率の観点からプログラミングスクールがコスパがよい
- 将来のトレンドは、TIOBEなどで現在の欧米をチェック
在宅ワークにも独立にも良いプログラミングスキル。自分に「今」投資して「将来」大きなリターンをゲットしましょう。
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