プログラミング学習の無料人気アプリ16選 【子供・小学生向けもあり】
無料で使えるプログラミング人気アプリはどれ?
子供向けのプログラミングアプリはない?
プログラミングアプリでの学習が一通り終わった後はどうする?
この記事を書いているボクは、社会人になってからプログラミングを習得し今では本業とは別にプログラミングでも副収入を得ています。今後はますますプログラミングの重要性が増すので、息子には早いうちからプログラミングに触れさせています。
これからプログラミングを始めたい、あるいは子どもに習わせたいと思っても、なにかきっかけが必要ですよね。プログラミングが学べるアプリは楽しみながら学習できるので、とても良いきっかけになりえます。
今回の記事は、プログラミング学習の人気アプリを、子供向けのものも含めてまとめました。
これを読むことで、今後ますます重要になるプログラミング能力を身につける「最初のきっかけ」が見つかるでしょう。
それではどうぞご覧ください。
タップできる目次
人気の無料プログラミング学習アプリ

Progate (プロゲート)

プログラミング初心者の方の最初の1歩としてイチオシのアプリがProgateです。
Progateでは、キャラクターと対話をしながら学習を進めることができます。
Webサイトをつくる上で基本になるHTMLや、人工知能やデータサイエンスで人気のPythonなど、ほぼ全てのプログラミング言語を学ぶことができるので、自分にあったものを選ぶことができます。
ProgateのWebサイト版も人気がありますが、アプリ版はさらに簡単にしたものであり、最初のきっかけとしてはうってつけです。
codebelle (コードベル)
codebelleというアプリでは、ちょっとしたチャット形式でプログラミング学習を進めることができます。
プログラミングについて簡単な言葉で解説してくれるため、入門者の方でも問題なく学習できます。
1レッスンが数分で終わるので、普段はあまり時間が確保できなくても隙間時間を有効して進められます。
Schoo (スクー)
Schooはちょっと特殊なアプリで、生放送の講義でプログラミングを学習するという方式をとっています。
教えてくれるのはその道のプロ。授業形式で学びたい方にぴったりです。
アルゴリズム図鑑
プログラミングの学習は、プログラミング言語を身につけることだけではありません。
どのように考えて、どういう手順で問題を解くのか、その方法が「アルゴリズム」です。
一種のパズルと同じで、アルゴリズムの考え方が身についていればより速く解くことができます。
そのアルゴリズムをアニメーションを駆使して分かりやすく教えてくれるのがアルゴリズム図鑑というアプリです。
幼児~小学校低学年むけプログラミング学習アプリ
続いてお子さん向けのアプリを紹介します。
プログラミングゼミ
プログラミングゼミは、「超入門」ともいえるプログラミング学習アプリで、シンプルかつ可愛いらしいデザインで誰にでもプレイしやすいです。
まだ文字を習っていない未就学児のお子さんにも配慮し、使い方や問題を読み上げてくれるため、文字が読めなくても楽しめます。
もともとは小学校1年生から3年生向けのプログラミング授業を通して生まれたアプリです。
実際に利用した子供たちだけでなく、現場の先生の意見も取り入れて開発され、今でも教材として使っている小学校も少なくありません。
「少し待つ」「左を向く」といった動作、ブロックを組み合わせることで指示します。
プログラミング初心者のお子さんにとって、慣れない英語コードではなく、こうした視覚的なブロックを使ってプログラムの基礎を学ぶことで苦手意識が出ないようにしています。
自分の絵や写真を命令ブロックで指示する「あたらしくつくる」モードなどもあり、作った作品を友達に見せることもできるなど、たくさんの遊びが用意されています。
codeSparkアカデミー: キッズコード
codeSparkアカデミーは、4~9歳くらいの子どもを対象にしたアプリです。
細かい文法ではなく、「プログラミング的感覚」を養うゲームで、小さな子どもでも遊ぶことができます。
横スクロールのアクションゲームのような感じで、キャラクターに移動・ジャンプ・攻撃などの命令を簡単なプログラミングで行ってゴールを目指します。
任天堂のマリオゲームに、プログラミングが組み合わさったようなものです。
あらかじめ用意されたステージをプレイするだけでなく、自分でステージを作ることもでき、さらに他の子ども達が作ったステージも遊ぶことができます。
ただ、無料で使えるのは最初の1週間で、その後は月々900円かかってしまいます。
とても凝ったデザイン + やりごたえのあるゲームで、完全無料とはいかないのでしょうが、そこが唯一不満な点です。
月900円で、ゲーム感覚にとても近い形でプログラミングが学べるのなら悪くはない投資だとは思いますが。
ややアクション要素が強いので、どちらかというと男の子向けのアプリといえます。
Scratch Jr (スクラッチジュニア)
Scratch Jrはアメリカの研究機関 (MITメディアラボ) によって開発されたアプリです。
小学校のプログラミング教育でよく使われているプログラミング言語にScratch (スクラッチ)というのがありますが、Scratch Jrはこれをタブレット向けに簡単にしたものです。
タッチ操作で命令を指示する命令ブロックをレゴのようにつなぎ合わせることで操作でき、見た目に分かりやすいプログラミングができます。
動く絵本、簡単なゲームなど、楽しみながら作ることができます。
アプリの対象年齢は5歳からだそうですが、5才では大人のサポートがないと少し難しいかもです。
小学校1年生・2年生くらいにはちょうどいいかなと思います。
Viscuit (ビスケット)
Scratch Jrは命令ブロックをつないで命令を作るアプリですが、このviscuitはメガネという変わった仕組みでプログラムを作ります。
メガネは二つの円でできていて、自分が描いた絵をその円の中に置くことで絵を動かすことができます。
お子さん自身が描いた絵を、タブレット上で動かせ、その動き方はメガネの中にどうやって配置するかで変わるので、何度も試してみたくなる魅力があります。
どちらかというと、小学校入学前のお子さんに向いています。
ビスケットプログラミングの入門書もあるので、イラストいっぱいの本を見ながら習得できます。
※ 参考: できるキッズ 子どもと学ぶ ビスケットプログラミング入門 (できるキッズシリーズ)
自分で描いた絵を動かすことができ、男の子にも女の子にもオススメできます。
GLICODE(グリコード)
GLICODEも独特なアプリで、子どもが大好きなお菓子「ポッキー」を使ってプログラミングを学ぶアプリです。
具体的には、実際のポッキーをルールに従って並べ、カメラで撮影することでキャラクターを動かすことができます。
ポッキーを使ったユニークさと見た目の可愛さで子供の興味を引きつけるようなアプリになっています。
Lightbot : Code Hour (ライトボット)
LightBotは、命令ブロックを組み合わせてロボットのキャラクターをゴールさせるというプログラミングアプリです。
「右を向く」「ライトを光らせる」などの命令がブロックにイラストで描いてあり、これを組み合わせてロボットを動かします。
ステージ1は簡単ですが、ステージ2以降は繰り返し (ループ) といったプログミングには必須の考え方が出てきて少し難しくなります。
回転・矢印などの図形の操作がメインなので、文字が読めなくても遊び感覚で学習できます。
対象年齢は小学1年生からといったところでしょう。
アプリづくりを学べるアプリJointApps (ジョイントアップス)
Joint Appsは、アプリづくりを体験できるアプリです。
プログラムが組み込まれたブロックをつなげるだけの簡単操作で、小さいお子さんでも取り組めるかと。
特に面白いと思ったのは、自作アプリを実際にスマホで実行できるところです。
CodeMonkey (コードモンキー)
CodeMonkeyはサルを操作してバナナを取ると言う、任天堂のドンキーコング的なゲームです。
少しずつプログラミングが学べるようにできていて、分かりやすいヒントもたくさん出てきます。
残念ながら完全日本語というわけではないのですが、イラストが豊富なので、「そういう記号」くらいに考えれば小学校低学年くらいから本格的にプログラミングが学べます。
なお、無料でできるのは体験ステージ (30面まで) だけであることに注意です。
小学校高学年&中学生むけプログラミング学習アプリ
10才~であれば、冒頭で紹介したProgate (プロゲート) なども問題なく使えますが、他によく使われているアプリを2つ紹介します。
Swift Playgrounds
Swift Playgroundsは、MacやiPhoneで有名なApple社が開発したプログラミング言語Swiftを学べるアプリです。
iPad用の革命的なアプリで、パズルを解きながらコードの基本をマスターできます。
Swiftはプロのアプリ開発者も使う言語であり、極めれば何でも作れるようになりますが、その分やや難く、小さなお子さんには不向きです。
対象年齢の目安は10才~という感じだと思います。
Scratch (スクラッチ)
Scratchは、無料で使えるプログラミング教材です。
簡単なブロックを組み合わせることでゲームやアニメーションが作れ、小学校でもよく使われていて、全世界の150か国以上で教育に使用されるようになりました。
公式オンラインコミュニティを活用することで、他の人の作品を参考にしながらより良いものを作ることもできます。
一応アプリもありますが、画面がやや小さくて見にくいのでできればパソコン版をおすすめします。
プログラミングを実行して試すことが出来るアプリ
自作したプログラムをスマホで動かすことができるアプリもあります。
Programming Hub: Learn to code (プログラミングハブ)
Programming Hubは、20種類以上のプログラミング言語に対応した学習アプリなので、自分が学びたい言語を学ぶことができます。
解説や講義の他、サンプルプログラムもたくさん用意されています。
残念ながら日本語に対応していませんが、中学生レベルの英語で書かれているので、中学生~ であればあまり大きな問題なく進めていくことができます。
Pythonista 3
Pythonista 3は深層学習などで人気になっているPythonというプログラミング言語をスマホから実行できるアプリです。
学習目的の他のアプリと違い、本気のiPhoneアプリが作れる分、残念ながら有料です (が1回買い切りです)。
Pythonはますます需要が伸びていくことが予想されており、早いうちから身につけておきたい言語の1つです。
プログラミング学習アプリが終わった次にやりたいこと
アプリを使った学習が終わったら、ぜひパソコンを使ってプログラミングに挑戦してほしいと考えています。
その理由と方法を最後に紹介します。
なぜPCで学ぶべきなのか
スマホアプリでプログラミングに興味が出てきたら、ぜひパソコンでプログラミングをしてみましょう。
プログラミングはいろいろなコードを書く必要がありますが、スマホよりもキーボードが使えるパソコンの方が圧倒的に速いです。
また、例えばWebサイトを作りたいという場合には、それに合った環境を用意しなければいけません。
パソコンでは簡単にできますが、スマホでそれを行うことはできないのです。
確かにきっかけとしてはアプリはとても優れていますが、さらに進めるためにはパソコンで学ぶべきです。
まずはプログラミング学習サイトを使ってみよう
学習アプリの最初に紹介したProgateは、パソコンからアクセスするWeb版もあります。
まずはProgateからやってみるのがいいのではないでしょうか?
また、スマホアプリ以上にプログラミング学習サイトはたくさんあり、その多くは無料で使えます。
などが有名どころで、他にもいろいろあります。詳しくはプログラミング無料学習サイト18選【有料級の充実度】にまとめました。
こういったプログラミング学習サイトなら、プログラミングアプリからあまり抵抗なく入っていけると思います。
プログラミング初級者から中級者になる方法
プログラミングサイトを一通り終わらせれば、最初の初級レベルは一通りクリアといっていいでしょう。
ただ、こういったアプリやサイトで身につくのは初歩レベルであり、プログラミングを仕事にしたり、副業をしたり、あるいは自分の勉強や仕事を効率よくするためのツールを作れるくらいにはなりません。
もしさらに勉強して、「仕事にとりあえず使える」レベルである中級者・上級者を目指したいというのであれば方法は2つです。
- 自分であまりお金をかけずに勉強する
- プロについて効率よく勉強する
ごく簡単に補足して、この記事を終わりにします。
方法①:本は最良の自己投資
本屋さんにはたくさんのプログラミングに関する本が売られています。
入門者のうちはどれがいいのか分からないものですが、アプリやサイトを通じて初歩的な力が身につくと、今の自分にとってどの本が役立つのか、見て分かるようになります。
先人の知恵を格安で学ぶことができる本は、最良の自己投資と言えるでしょう。
方法②:その道のプロについて時間を買う
プログラミングは挫折しやすいもので、それは大量のエラーが出るのに最初のうちはなかなか原因が分からないからです。
プログラミング学習を本格的にやり始めると、かかる時間の大半はエラーと格闘する時間になります。
プロについて学ぶメリットはまさにここにあり、素人がずっと悩んでいるエラーを瞬時に解決してくれます。
そうして時間効率よく学習することで、短い期間で中上級のレベルに到達できるのがプログラミングスクールです。
無料体験もでき、詳しくはプログラミングスクールは無料体験から始めよう【12個解説】でまとめました。
【プログラミング学習の無料人気アプリ16選】まとめ
今回の内容を簡単にまとめます。
- 無料で学習できるプログラミングアプリの代表はProgate
- 小学校低学年くらいまでのお子さん向けにはプログラミングゼミなどがある。
- 小学生向けのプログラミングアプリの定番はScratchだが、パソコン版の方がいいかも
- アプリを卒業した後はプログラミング学習サイトに移ろう
- 実用的なレベルに到達するには独学にせよスクールにせよ、さらに勉強するのが不可欠
一生モノのプログラミングスキル。アプリがその最初のきっかけになりますよ。
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